坂城葡萄酒醸造メイカーズ・ディナー
2月5日、坂城葡萄酒醸造のメイカーズ・ディナーを開催しました。
坂城葡萄酒醸造は、長野県坂城町にある2017年に設立されたワイナリー。
CEOを務める成澤さんは、日本ソムリエ協会の長野支部長も務めています。
日本ソムリエ協会を通して知り合いまして、いつか訪ねてみたいと思っていた成澤さんのワイナリーの訪問が昨年の秋に実現。
そのときに、今度は成澤さんに富山に来ていただきたいと思い企画したのが今回のメイカーズ・ディナーだったのでした。
坂城葡萄酒醸造のホームページはこちら↓
成澤さんには、「ワイナリーについて、ワインについて、坂城町について、さらには長野ワインについて、いろいろと語ってください」とたくさんリクエストしていました。
そうしたところ、パワーポイントで期待を上回るほどにしっかりとした資料を作成してくださいました。
さすが長野支部長!
成澤さん、長野のワイン王子と呼ばれています。
それでいながら、CEOは「ちょっとエロいおじさん」の略なのだとか。
王子の裏の顔は「ちょっとエロいおじさん」?(笑)
成澤さんはレストランも経営されています。
長野市内にイタリアンのオステリア・ガット、フレンチのラ・ガッタ、パン屋さんの粉門屋仔猫、そしてワイナリーに隣接するレストランとしてVino della Gatta SAKAKI
スタッフの方たちの多くがソムリエ資格を取っていらっしゃるそうです。
優秀な人材を育てているところ、素晴らしいと思います。
ワイナリーもレストランもお店のロゴに猫がモチーフとして使われています。
どの猫もとってもキュート。
成澤さんが猫好きだからで、今も猫を何匹か飼っていらっしゃるそうです。
長野県の原産地呼称制度についてもお話いただきました。
長野県には4つのワインバレーがあります。
坂城葡萄酒醸造は、千曲川ワインバレーに属します。
降水量が少なく日照時間が長い気候と、水はけが良く土壌の質がワイン用ぶどうの栽培に適している地域です。
上の映像は、坂城葡萄酒醸造の畑の航空写真。
畑は猫の名前が付いています。
一番古い畑のタマにはカベルネ・ソーヴィニヨン、少し斜面を上った先にあるクロにはメルローとカベルネ・ソーヴィニヨン、というふうに、畑によって植えられているブドウ品種が違っています。
この日ご用意したお飲み物は7種類。
写真の左から
1.坂城発泡林檎酒2018(リンゴのシードル)
2.坂城巨峰葡萄酒2019(巨峰)
3.猫じゃらし2018(ソーヴィニヨン・ブラン)
4.猫目石キャッツアイ2018(シャルドネ)
5.猫なで声2018(メルロー)
6.猫パンチ2018(カベルネ・ソーヴィニヨン)
7.さえこおり(リンゴで造った氷果凍結圧搾酒)
お料理は長野の食を意識しつつ、お飲み物に合いそうなものをご用意。
最初のシードルに合わせて一皿目は「そば粉のグジェール ゴルゴンゾーラのクリーム入り」
巨峰葡萄酒には「野沢菜のキッシュ」
長野の名物おやきをイメージしながら、洋風にしてキッシュに。
猫じゃらし(ソーヴィニヨン・ブラン)と猫目石キャッツアイ(シャルドネ)を同時にご提供。
白ワイン2種類には「サーモンのマリネ」を。
チコリとリンゴの千切りをのせて、サワークリームのソースで仕上げました。
猫なで声(メルロー)は土っぽさも感じる味わい。
「スパゲッティ きのこのラグーソース」を合わせみました。
最後のワイン、猫パンチ(カベルネ・ソーヴィニヨン)は熟したブラックベリーの風味があって芳醇。
「鴨胸肉のロースト」を合わせました。
ソースには煮詰めたオレンジとバルサミコ、そして仕上げにカカオニブ。
五郎島金時を添えました。
成澤さんの計らいで、ワイナリー限定販売のクリオエクストラクションで造られたデザートワイン、さえこおりを購入できました。
熟したリンゴの蜜をいただくかのような味わい。
こちらには「くるみのタルト」を共に。
沖シェフにもときどき登場してもらい、語っていただきました。
なぜか女性陣から写真を撮られまくっていました。(笑)
セミナーが終わったあとも、各テーブルを回る成澤さん。
参加された皆様からの質問に丁寧に答えていらっしゃいました。
昨年大盛況だったという坂城駅前葡萄酒祭。
今年は5月31日(日)に開催されるそうです。
坂城葡萄酒醸造の他にも長野のワイナリーが何軒か出展。
飲食店のブースも並ぶので、長野のワインと食を満喫できます。
これは計画しなくては!
最後に猫のポーズで記念撮影。
中身のギュッと詰まった充実したワイン会となりました。
成澤さん、ご参加いただきました皆様、ありがとうございました!!