4/23に行いましたオーストリアワイン会のレポートをお届けします。
ウィーンを首都とするオーストリア。
みなさんはどんなイメージをお持ちでしょうか?
かつてのオーストリア帝国やハプスブルク帝国を思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれませんね。
クラッシク好きな人ならば、モーツァルトの故郷のザルツブクやウィーン・フィルなど?

今回のワイン会では、日本グランドシャンパーニュの取締役社長、岡内正幸さんをお招きし、語っていただきました。
オーストリアのワイン生産地は、国土の東側に位置しています。
緯度はフランスのブルゴーニュと同じくらいですが、昼夜の寒暖差が大きく、そのためアロマティックで味わいのしっかりとしたワインができるようです。
ワイン会でご用意したワインは7種類でした。
日本グランドシャンパーニュさまからいただいた資料を参考に記します。
1.シルヒャー フリッツァンテ 2016
造り手:クリスティアン・ライテラー Christian Reiterer
産地:ヴェストシュタイヤーマルク Weststeiermark
ブドウ品種:ブラウアー・ヴィルトバッハー100%
味わい:ロゼのスパークリング。ジューシーな果実ときめ細やかな泡。強めの酸にバランスのある甘み。
2.ロイス 2016
造り手:フレッド・ロイマー Fred Loimer
産地:ニーダーエステライヒ Niederöisterreich カンプタール Kamptal
ブドウ品種:グリューナー・ヴェルトリーナー100%
味わい:フレッシュなリンゴ、ハーブの香り。爽やかな酸と熟したグリーンアップルの味わい。
3.ランゲンロイザー リースリング 2016
造り手:フレッド・ロイマー Fred Loimer
産地:ニーダーエステライヒ Niederöisterreich カンプタール Kamptal
ブドウ品種:リースリング100%
味わい:グレープフルーツの香りに桃のニュアンス。成熟した果実味が活き活きとした酸と調和。
4.ブラウフレンキッシュ ブルゲンラント 2015
造り手:ウヴェ・シーファー Uwe Schiefer
産地:ズュートブルゲンランド Süd-Burgenland
ブドウ品種:ブラウフレンキッシュ100%
味わい:スタイリッシュなミネラルと透明感あふれる酸。飲む人を選ばないスタイルのブラウフレンキッシュ。
5.ピッティ 2015
造り手:ゲアハルト・ピットナウアー Gerhard Pittnauer
産地:ノイジードラーゼー Neusiedlersee
ブドウ品種:ツヴァイゲルト50%、ブラウフレンキッシュ50%
味わい:熟したブラックカラントとフローラルな風味にほのかなスパイス。厚みのある風味。穏やかな酸。
6.ザンクトラウレント ドーフラーゲン 2015
造り手:ゲアハルト・ピットナウアー Gerhard Pittnauer
産地:ノイジードラーゼー Neusiedlersee
ブドウ品種:ザンクト・ラウレント100%
味わい:酸味のあるハーブとスパイス、ジューシーで複雑な赤系ベリー。繊細なミネラル。活き活きとした酸のストラクチャー。
7.シュペートレーゼ 2016
造り手:ハイディ・シュレック Heidi Schrock
産地:ブルゲンランド Burgenland
ブドウ品種:ヴェルシュ・リースリング40%、フルミント40%、ソーヴィニヨン・ブラン20%
味わい:抑制の効いた穏やかな果実味&豊かでカリカリしないミネラル、伸びやかな余韻。

お料理も7種類。
お約束通り、シェフがオーストリア料理にチャレンジ!
ワインとのペアリングを楽しんでいただきました。

自家製ロースハムと浅漬けシュークルート

オーストリア風?パン

アスパラガスのサラダ パンプキンシードオイルのドレッシングで

マッシュルームのフライ 自家製タルタルソースと

富山県産の筍とこごみのソテー(こちら、オーストリア料理ではありませんが…)

ケーゼ・シュペッツレ(チーズソースを絡めたパスタ)

ウィンナー・シュニッツェル(ウィーン風仔牛のカツレツ)

ザッハトルテ

メニューに悩み、試作に励んだ甲斐あって、どのお料理も大好評でした。
アンケートでもシェフの頑張りを称える声がたくさん。
シェフ、おつかれさまでした!
お忙しいなかご参加いただきました皆様、はるばる富山まで来てくださった日本グランドシャンパーニュの岡内さん、そして企画を立ててくださったワイン専門店ぶどうの雫の遠藤さん、ありがとうございました!!